昨日、岩手県の北上市で行われたアカペラライブに参加してきました。
ゲストに京都のアカペラバンド、
COLLECTIONを迎えるなど、なかなかすごいイベントでした・・・。
うちのバンドは2曲歌いまして、そのうちの1曲でリードをとりました。
その曲が、あたしはなかなか噛み砕けず、思いを込めることが出来ずにいたんです。
でも、やっと自分なりに理解して歌うことが出来たんですね。
そしたら、歌ってて手応えが違ったんですよ・・・。
あとで聞いたのですが、うちのメンバーの1人も、あたしが歌い出した瞬間に「いける!」と思ったそうで(笑)
お客さんはどう思ったのか聞けていないので、わからないわけですけど・・・
自分では、今まででいちばん満足できたリードでした。
それで感じたのが、歌うことの楽しさなんですよ。
あたしは、自分が楽しく歌えばそれでいい、とはどうしても思えない人です。
楽しく歌うことも必要ですけどね。つまらなそうに歌われたら、聞いてるほうにしたら「なんだこいつ」と思いますし。
ただね・・・自分が歌って楽しいだけだったら、それはただの自己満足だと思うんですよ。
だから、ライブにおいては「自分の思いを込めて、聴いてくれる人に歌うこと」が、あたしにとって歌うことの楽しさなんです。
それが聴いてくれる人に伝わったら最高ですね・・・。
で、昨日は自分なりの思いを、しっかり込めて歌うことが出来たんです。
だから、今まででいちばん歌っていて楽しいと思えたんでしょうね・・・。
それから、うちのメンバーがCOLLECTIONのメンバーさんと話をして聞いたことを教えてもらったんですが、どうも難しく考えすぎみたいなんですよ、こっちのアカペラ人は。
技術とか知識云々じゃなくて、歌って気持ちを伝えるものじゃないかと思います。
それは技術や知識がいくらあっても、歌に込められた思いがなければ伝わらないものですよね。
アカペラ・・・というか歌全般をやるにあたっていちばん大事なことって、音取りを早くすることでも、初見で歌えることでも、音を取らずに歌えることでも、テクニックが多いことでも、完璧な発声ができることでもなくて。
いくらこれらが出来ても、気持ちの入っていない歌に感動することはできないと思うんですよ。
それはアカペラのコーラスはもちろん、リズム隊(ベース、パーカス)にも言えることだと思います。
リードのように歌詞に気持ちを乗せることはできなくても、気持ちをイメージとしてリズムに乗せることはできるんじゃないかな、と。
これからも、もっと気持ちを込めて、楽しく歌えるといいなぁ・・・。