飲みながらayumixと話をしていて、「あたしの目指す先にいるのはCoccoだ」という話をしました。
好きなアーティストはいっぱいいます。
影響を受けたアーティストもたくさん。
でも、Coccoほどあたしに影響を与えたアーティストはいません。
Coccoの歌を聴いていなければ、今のあたしの歌はないと言っても過言ではないです。
あたしがCoccoを初めて聴いたのは中学のときで、『樹海の糸』がリリースされた頃でした。
穏やかな旋律に乗せられた、あまりに切ない歌詞に衝撃を受け。
その歌を歌っているのがCoccoというアーティストと知って、片っ端から彼女の歌を聴きまくりました。
そして、ファーストアルバムに収録されている『遺書。』という曲で、あたしは初めて歌を聴いて泣く、という経験をしました。
Coccoの何に魅かれたか、と聞かれれば、一番は詞です。
Cocco自身も言っているのですが、彼女の詞は、自分の中の「痛い」を出しているんですね。
あたしは、自分の中の「痛い」を出してやれない性格で。
それがCoccoの曲を聴いて、救われた想いがしたんです。
こんなふうに、歌で「痛い」を出してもいいんだ、って。
それからは、あたしは詩を書くことで「痛い」を出せるようになったし、Coccoの「痛い」に自分の想いを重ねることで吐き出すことも出来るようになって。
そこから、詞を大事に歌うっていう、自分の今のスタンスが確立しだした気がします。
決して万人受けする歌ではないけれど、あたしにとってCocco以上になるアーティストは、これから先現れるのかな…ってくらい大好きです。
大好き…なんてもんじゃないな。敬愛。
聴いたことない…って方、よかったら聴いてみてくださいまし。
好き嫌い別れると思うけど、絶対何かを感じさせるアーティストですよ。